スーパーで売られていたニガナ。
【方言名】ニガナ(苦菜)、ンジャナ、イガナ[沖]、イムンギャナー[宮古]、ンガナ[八重山]
島根県以南から沖縄、中国などに分布するキク科アゼトウナ属の多年草。沖縄では海岸近くの岩場や草地に多数自生しているほか、栽培・販売もされている野菜です。独特の苦みが沖縄では昔から好まれており、そのまま「ニガナ」の名で親しまれています。
長さ5縲・0?程のヘラ状の葉を放射状に伸ばし、小さな黄色い花を咲かせます。
写真
琉球石灰岩の割目から生えていたニガナ。(中城城跡で撮影)※中城城跡内にはたくさんのニガナがあって美味しそうでしたが、植物の採取は禁止されています。
食材としてのニガナ
昔から胃腸の不調に効く薬草としても重宝されてきたというニガナ。独特の苦みは胃に優しく、食欲がない時でも箸が進みます。
海の近くに行けば高確率で野生のニガナがあり、採取している地元の人にもよく出会います。一般的に野生ニガナは売られているものより強い苦みがありますが、刻んでよくもみ洗いしてアク抜きすればおいしく食べられます。
料理は和え物にする場合が多く、また
イカ汁に青菜として加えると相性抜群です。
ニガナレシピ一覧