冬のカラシナは柔らかくて美味しい。
【方言名】シマナー(島菜)
中央アジア原産のアブラナ科の二年草。カラシナの種は「芥子(カラシ・ガイシ)」、つまりお馴染みの黄色い和がらしの原料になります。野菜として食べる茎と葉にも種と同じ「シニグリン」という辛みの元となる成分が含まれていて、生や漬物で食べるとピリッと辛みがあります。
沖縄では「シマナー」として古くから親しまれ、年中販売されていますが旬は11縲・月ごろ。独特の辛みと香り、ほのかな苦みが食欲をそそります。塩漬けしたカラシナと島豆腐などを炒めた「チキナーチャンプルー」が有名。
カラシナの料理
カラシナの辛みには抗菌作用や食欲増進効果があると言われています。
カラシナの塩漬けは「チキナー(漬菜)」と呼ばれ、カラシナ料理の基本になります。チキナーは辛みと苦みが美味しい漬物で、おにぎりやお茶漬けにもよく合います。
チャンプルーを作る場合も塩抜きしたチキナーを使います。加熱すると辛味はなくなり、やや苦味のある濃い葉野菜の味が楽しめます。
茹でても炒めても鮮やかな濃緑色のままなので、かまぼこの色づけ等にも使われています。
カラシナを使ったレシピ