大きな木に見えますが、木ではなく草の仲間。
【別名】モリヘゴ
【方言名】ヒゴ[奄]、マヤーフィグ[沖]、バラピ[八]
奄美から台湾、フィリピンに分布する木性シダ植物。沖縄本島では山原(やんばる)の森でよく見られます。日本最大のシダ植物とされています。
ヘゴ科にはヘゴやクロヘゴなど数種類がありますが、ヒカゲヘゴは高さが10m前後に成長することと、葉の付け根と新芽が茶色い毛に覆われている事が特徴です。
方言名の「マヤーフィグ」は、新芽の様子が猫(マヤー)が手招きしているようなヘゴ(フィグ)という意味から。
写真
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恐竜が出てきそうなヒカゲヘゴの森。
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1つの長さが2m程もあるヘゴの葉。
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幹にあるウロコのような模様は、葉の付け根の跡です。
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葉は幹の上から集中して生え、傘のような形になります。
ヘゴの新芽
ヘゴの新芽は食べる事ができます。クセが少ないので、特別なアク抜きなしでおひたしや天ぷらにできます。
味は淡白でぬめりがあり、サクサクした食感が特徴です。(山芋と、茹でたブロッコリーの茎の中間、とでもいいますか…)
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毛に覆われれいるのが、ヒカゲヘゴの新芽。
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新芽は柔らかく、ナイフ等ですぐに切り取れます。
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毛を取り除いた新芽。
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皮をむいて茹でたヘゴの芽のおひたし。酢のものや梅肉和えにしてもよく合います。