旧盆前にスーパーで売られていたドラゴンフルーツ。仏壇のお供物の中でもひときわ目立つカラーリングです。
【別名】サンカクサボテン・ピタヤ
東南アジアや中国南部・台湾などで主に栽培されているサボテン科の植物。
農薬いらずで育ち、非常に丈夫なため、家庭菜園でも人気。日本の生産量の90%を沖縄県が占めており(2010年)、南国のフルーツとして春から夏の長い間スーパーに並びます。沖縄で流通しているドラゴンフルーツのほとんどは果皮がピンク色の品種(レッドピタヤとホワイトピタヤ)ですが、果皮が黄色い品種(イエローピタヤ)もあります。
果実としてのドラゴンフルーツ
ショッキングピンクの果皮に、龍のウロコのようなギザギザがついた派手な外見をしていますが、果実はほどよい甘味があって酸味はほとんどなく、見た目に反してやさしい味。
果実は半透明で黒い種がたくさんあり、食感はキウイフルーツに似ています。
果皮と果実がピンク色の実は「レッドピタヤ」、果皮がピンクで果実が白色の実は「ホワイトピタヤ」といい、この2種類がよく売られています。
一般的に白い果実の方が淡白で、赤紫のほうが甘味が強いとされており、値段も赤紫のほうが若干高め。
皮をむいて食べ易い大きさにカットするか、半分に切ってスプーンですくって頂きます。
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レッドピタヤ、通称「赤ドラゴン」※マゼンダのインクのようなすごい色の果汁。服につくと大変です。
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ホワイトピタヤ、通称「白ドラゴン」。
![画像726](/_image/s/726.jpg)
イエローピタヤ。県内ではたまにしかお目にかかりません。味は赤白よりもバランスがよく美味しいです。
※日本の多くの地域では、日持ちさせるため完熟前に収穫された輸入品が出回っているため「味がほとんどない果物」というイメージがあるそうですが、完熟したドラゴンフルーツは甘いです。(糖度20度ぐらいになるそう。)沖縄で出回っているドラゴンフルーツはほとんど地場産なので、「味がない程薄い」というものには出会った事がありませんが、当たりはずれの多い果物のイメージはあります。
選び方
追熟しないので、なるべく新鮮なものを選ぶとよいです。表皮にハリがありしなびてないのが新鮮です。
花・つぼみ・他
花は直径20?余りの大輪で、夜に開花し、月下美人によく似ています。
香りはあまりよくありません。
花や開花前のつぼみ(果実の皮も)は、天ぷらなどにして食べる事もできます。
果実の皮はピーマンのような食感でした。
写真
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ドラゴンフルーツの実
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ドラゴンフルーツの実
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ドラゴンフルーツの実
![画像257](/_image/s/257.jpg)
ドラゴンフルーツのつぼみ
![画像505](/_image/s/505.jpg)
開花直前の花。(北中城村安谷屋で撮影)
![画像506](/_image/s/506.jpg)
しぼんだ花。(北中城村安谷屋で撮影)
![画像727](/_image/s/727.jpg)
イエローピタヤの実。