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スターフルーツ

更新日 2013.07.18

輪切りにすると、名前通りのきれいな星形が現れます。

【和名】ゴレンシ(五歛子)
マレー地方原産のカタバミ科の小高木で、断面が星形になる黄色の実が果物として有名。国内では沖縄県と宮崎県で栽培されています。甘味系と酸味系の2系統があり、酸味系はカタバミと同じくシュウ酸を多く含みます。
スターフルーツはその名の通り見た目がユニークな果物で、県内では贈答に用いられることもあります。秋頃果物として店頭に出回るほか、フルーツの盛り合わせに入っている確率が高いです。

果物としてのスターフルーツ


果実は緑色に熟する頃に収穫され、その後室温で追熟させてから食べます。味は甘味と酸味がありますが全体的に薄味で、水分が多くシャリシャリとした食感。よく梨のような食感と例えられます。フルーツとしてそのまま食べる場合と、その見た目と淡白な味を生かしてサラダ等に加える場合があります。
生食する場合は実が完全に黄色くなり、透明感が出てきた頃が食べごろ。サラダの場合は、少し青みが残っている頃がシャキシャキしていて料理に合わせやすいかもしれません。
中に茶色い種が1縲怩R個程度入っているので、切った時に取り除いておきます。皮は薄いので剥かずにそのまま食べられますが、★のくぼみ部分は洗いにくいので爪楊枝等を利用して汚れを落とすと良いと思います。
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★のカドの部分は渋みがあるので、包丁で取り除いてから輪切りにします。




9月から翌4月頃

選び方


張りがあり、黒ずみなどの汚れが少ないものを選びましょう

写真


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こぶし大の果実。

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果実を立てて上から見た所。

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半分に切った所。


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