沖縄百科事典  ›  文化・生活  ›  料理  ›  食材  ›  島豆腐

島豆腐

更新日 2012.09.22
シマドーフ

島豆腐1/2丁(約500g)

沖縄で昔から食べられている、独特の製法で作られた木綿豆腐。本土の木綿豆腐と比べると、大豆の風味が強く、固くずっしりと詰まった食感が特徴。固いので炒め物(チャンプルー)や煮物(ンブシー)にぴったりで、沖縄の食卓には欠かせない存在です。大豆の味が濃く、ほんのり塩味がついているためそのまま食べても美味しい。島豆腐はできたてアツアツであるほど美味しいので、購入する際は触ってみて温かい方を選ぶ人が多いはず。

島豆腐と本土の木綿豆腐の違い


製法


本土の木綿豆腐は「煮取り法」といって、生呉(なまご ※水につけた大豆をドロドロに潰したもの)を煮てから搾って豆乳とおからに分けます。対して島豆腐は「生搾り法」で、生呉をそのまま搾って豆乳と生おからに分けます。その後どちらも豆乳を煮て、にがりを加えるのですが、この段階で島豆腐の方は塩も加えます。最後に木綿を敷いた型に入れ、圧を加えて固めます。本土の木綿豆腐はその後水にさらして余分なにがりを取り除くため、豆腐は水に浸かった冷たい状態でパックされ、店頭に並びます。島豆腐はまだ熱いうちにビニール袋に入れられて、店頭へ。
画像11

スーパー等で売られている島豆腐。湯気が立つほど熱々で並ぶため、ビニール袋の口も開いたまま。



一丁のサイズ


豆腐を入れて固める「型」の伝統的な違いによって、「豆腐一丁」のサイズには地域差があります。
・本土の木綿豆腐 一丁=300g縲・00g
・島豆腐 一丁=約1kg

島豆腐のレシピ


・豆腐チャンプルー
スクガラス島豆腐
カラシナと島豆腐のチャンプルー
その他の島豆腐レシピ

類似記事の写真