乾燥させた状態の海人草
正式な和名は マクリ
沖縄方言名 ナチョーラー
フジマツモ科マクリ属の紅藻の1種で、沖縄近海でも生育、採取される。
ぎょう虫症や回虫症の虫下し薬として日本でも一般的に利用されていている。
沖縄では
沖縄でも昔は幼児から大人までよく季節の変わり目に煎じて飲んだとされ、衛生管理が今ほどではなかった昔の沖縄では重宝された。
八重山本島では産児に海人草湯を飲ませて、虫下しを胎毒下しとした。新生児肝炎の予防や黄疸にも効果があるとされる。
沖縄県産の海人草
調理
沖縄では煎じ汁「ナチョーラ・シンジ」が伝統料理としてあり、一般的な食べ方。味は正直美味しいとは言えない。
ナチョーラシンジを作ってみた
黒糖を入れて飲みやすくしたナチョーラシンジ