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オウギバショウ(扇芭蕉)

更新日 2012.10.15

台風通過後の様子。(那覇市の末吉公園で撮影)

【別名】タビビトノキ(旅人の木)
マダガスカル原産の高木。樹形はヤシのようで、葉はバナナ(芭蕉)に似ていますがどちらでもなくゴクラクチョウカ科に分類されています。左右対称に伸びる葉が巨大な扇のようになる印象的な樹木。幼木には幹がなく地面から直接葉柄が生えているように見えますが、成長するに従ってヤシのような幹が伸び、高いものは30mにも達するそうです。沖縄ではホテルや植物園の目立つ場所に植栽されることが多いようです。

葉柄の根元に水が溜まる構造になっているので、旅人の喉を潤す木ということで「旅人の木」の名がついています。

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