沖縄で一番身近な柑橘類。
【別名】ヒラミレモン(平実檸檬)、クネブ、クガニー
沖縄を原生とし、吐蝎カ喇列島から台湾まで分布するミカン科の柑橘類。名前の「シー」は「酢」または「酸」を意味し、「クヮーシャー」は「加えるもの」「食わせるもの」を意味します。これは未熟果の果汁が非常にすっぱく、沖縄では昔から酢の代用品として使われてきたためです。また芭蕉布などの植物繊維のアクを抜き、柔らかくする酸としてもシークヮーサーの果汁が活躍していたそうです。
2縲怩R月頃白い花が咲き秋には実が黄色く熟しますが、ほとんどのシークヮーサーは夏頃収穫され、青い実のまま食卓に上ります。
沖縄原産なので方言名が正式名称となりますが「シークァーサー」や「シークヮーシャー」などメーカーや書籍によって表記揺れがあります。これは沖縄方言の発音をカタカナ表記に当てているためで、今の所どれが正しいとも言い切れないようです。
食材としてのシークヮーサー
沖縄ではレモン代わりに使われているシークヮーサー。刺身に添えたり、ドレッシングに入れたり、料理をさっぱりさせる名脇役として夏の間に大活躍します。
すっぱいだけでなく風味も良いので、ハチミツ等で甘味をつけたシークヮーサードリンクは老若男女に人気があります。ビタミン類も豊富で飲みやすく、風邪のひきはじめにもおすすめです。
シークヮーサーのはちみつドリンク
シークヮーサーを使ったレシピ一覧
夏〜秋にかけては安価で購入できるので、料理に大活躍します。
アイスでもホットでも美味しいシークヮーサードリンク。
シークヮーサーの加工品
シークヮーサージュース。
シークヮーサーカクテル。
写真
見た目はすだちによく似ています。
シークヮーサーの木。(今帰仁村の今帰仁城跡で撮影)