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オオバイヌビワ(大葉犬枇杷)

更新日 2012.09.27

葉の付け根に無花果をつけたオオバイヌビワ。(北中城大城で撮影)

【方言名】トートーギ、ウフバー(大葉)
奄美諸島以南と、台湾、東南アジア、オーストラリア等に分布する、クワ科イチジク属の常緑高木。雌雄異株。無花果(むかか)※を付けるガジュマルやアコウの仲間ですが、その中で特に大きな葉と無花果が特徴の樹木です。ノニ(ヤエヤマアオキ)ともよく似ていますが、実で区別できます。

※無花果(むかか)…丸い実(花嚢)の中で花を咲かせ、受粉するとそのまま果実になるもの。隠頭花序(いんとうかじょ)とも。花嚢に潜り込むハチ等が受粉を媒介しています。「無花果」はイチジクの漢字名でもあり、果物のイチジクは雌株の花嚢が熟したものです。

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長さが25?位になるつやつやした大きな葉。くっきりと太い葉脈が目立ちます。(北中城大城で撮影)

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無花果は1.5〜3?くらいの扁平な球形で、カボチャのようなでこぼこがあり、表面に細かい斑点があります。(北中城大城で撮影)

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葉や枝振りは「ノニ」によく似ています。(北中城大城で撮影)


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