六枚羽根のカジマヤー。(那覇市首里・末吉公園で撮影)
【方言名】クチナギ[奄]、カジマヤーギ、カジマヤー[沖]、マタサカーキ[八]
静岡県以西から沖縄、台湾、インドシナに分布するアカネ科の常緑低木。実が熟しても割れないことから和名は「口無し」となったそうです。沖縄では春先から初夏にかけて甘い香りの白い花を咲かせ、その6枚の花弁が風車のように見えることから「カジマヤー」とも呼ばれています。沖縄では自生種として野山でよく見かけられる花木です。
公園樹や庭木としても人気。長さ5縲・5?程の葉は、周辺の葉の中でもひときわ艶があって目立ちます。ギョクシンカの葉も同じように艶がありクチナシとよく似ています。
クチナシの利用
実
山吹色に熟した実は山梔子(さんしし)という生薬になります。
また黄色の染料として織物や食品を染めるのにも使われます。
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まだ青いクチナシの実。(那覇市の末吉公園)
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穴のあいたクチナシの実には、イシカワシジミの幼虫が入っているそう。(那覇市首里・末吉公園で撮影)
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熟した実。既に鳥に食べられていた。(首里城公園で撮影)
写真
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台風の直後でもクチナシの葉は青々としていました。(那覇市の末吉公園)
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規則的な凹凸とツヤツヤの葉が特徴的。(北中城村の中城城跡)
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谷川の上に咲いていたクチナシ。吊り橋の上から撮影。(国頭村比地で撮影)
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(那覇市首里・末吉公園で撮影)