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ツワブキ(艶蕗)

更新日 2012.12.27

冬の野山を飾る黄色い花。(那覇市首里で撮影)

【別名】イシブキ(石蕗)、ツワ
【方言名】チバサ[奄]、チファファ、チーパッパ、[沖]、ツパパ、チンパンプー[宮]、ヤマグンボー、ツブルングサ[八]
関東以西から台湾、南中国等に自生するキク科の常緑多年草。野山や海岸近くに自生するほか、葉と花が美しいので観賞用で庭に植栽されることも多い人気の植物です。葉は「フキ」に似た丸いハート形で、縁はギザギザ縲怩ネめらかなものまで様々あるようです。
株の中心に長い花茎を伸ばし、菊に似た黄色い花を複数咲かせます。沖縄では晩秋縲恣~の寒い季節に野山を彩り、花の後に白い綿毛をつけます。
茎は茹でて灰汁抜きすれば山菜として食べられます。「フキ」と同じように甘辛く煮付けたキャラブキが有名です。同様に葉も食べられるほか、解熱や解毒効果のある薬草として利用されるそうです。
※有毒物質のピロリジジンアルカロイドを含有するため、アク抜きは必須。

琉球諸島の固有変種として「リュウキュウツワブキ」があります。奄美大島・沖縄本島・西表島の渓流付近に自生する種で、渓流の環境に合わせて葉の面積が狭くなった(狭葉現象)品種と考えられています。葉の形は菱形縲恊諟`で、ツワブキとは異なります。

沖縄のツワブキはみんなリュウキュウツワブキ?かと思ってしまいますが、渓流環境以外で目にするものは、ほとんどが本土と同じツワブキのようです。

写真


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(那覇市首里で撮影)

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石垣のたもとに群生していたツワブキ。(中城城跡で撮影)

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(那覇市首里で撮影)

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タンポポのような白い綿毛。(中城城跡で撮影)

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フキに似た、厚みのある葉っぱ。葉柄が根元から50㎝程伸びて、こんもりと葉が茂ります。(中城城跡で撮影)


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