沖縄百科事典  ›  自然  ›  陸の生物  ›  鳥類  ›  バリケン

バリケン

更新日 2017.03.20
ばりけん

龍潭池で撮影

バリケンとは、カモ目カモ科に分類される鳥類の一種のこと。南米国のノバリケンを家畜化したもので、フランス鴨、タイワンアヒル、広東アヒルなどともよばれています。白一色の羽根を持つものもいれば、黒と白のまだら模様のものもいます。
首里城の龍潭池や鑑池があるエリアなどで見られ、黒と白のまだら模様に赤い顔が特徴的です。沖縄では観音アヒルと呼ばれ、呼吸器系の病気に効果があると言われ、食用として飼われていました。首里城にいるのは逃げ出したものが野生化したと考えられています。通常は1~2羽でいることが多いのですが、首里城では集団でいるということで、居心地がいいと考えられているようです。

バリケンは一度住み始めると定着するという性質があるようで、観光牧場などでも飼われることもあります。首里城のほか、金城ダム、うるま市などでも目撃されています。

類似記事の写真