(国頭村で撮影)
【方言名】ナゼグサ[奄]、ヤファタ、ヤハタ[沖][八]、タイワンナーズッ[宮]
南アメリカ原産のカタバミ科の多年草。日本には徳川時代末期に観賞用として伝わり、その後繁殖力が強いため野生化し、現在は関東以西で雑草となっています。沖縄では戦前には帰化していたそうです。
種は作らず、地下に小さな芋を作って、葉はすべて芋から直接生えています。沖縄でも旺盛な繁殖力を発揮しており、特にクチャの土壌では一面を覆って生い茂るする姿が見られます。直径1.5?ほどのピンク色の花と、クローバーのような葉は可愛らしいのですが、しつこい畑の雑草として農家からは嫌われている草です。水溶性シュウ酸塩を含んでおり、噛むとすっぱい味がします。