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洋蘭

更新日 2012.10.10
ヨウラン

(糸満市西崎で撮影)

蘭は世界に1500属4000種以上も存在すると言われる単子葉植物です。その中で鑑賞目的で栽培され、花が美しいものがいわゆる「洋蘭」と呼ばれる蘭です。洋蘭の多くは熱帯地域を原産地としていますが、温室を使って美麗、または珍奇な蘭を育てる趣味がヨーロッパで発祥し、明治時代に日本に伝わったことから「洋欄」と呼ばれるようになったのだそうです。亜熱帯地域の沖縄では多くの種で露地栽培が可能で、多くの家庭で愛好されています。
また、名護市の海洋博公園内にある熱帯ドリームセンターでは、約1万点の洋蘭が国内外から出品される沖縄国際洋蘭博覧会が毎年2月に開催されます。

コチョウラン(胡蝶蘭)


【別名】ファレノプシス
ラン科コチョウラン属に属する着生ランの一種、またはこの属の総称。フィリピン・マレーシア・スマトラ・ジャワなどを原産とし、もともとは熱帯雨林の樹上に付着して自生しているランです。蝶が舞い飛んでいるような姿から胡蝶蘭という和名がついています。
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(糸満市西崎で撮影)

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(糸満市西崎で撮影)

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(糸満市西崎で撮影)

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(糸満市西崎で撮影)




デンファレ


【別名】デンドロビウム・ファレノプシス
ラン科デンドロビウム属の着生蘭。アジアを中心とした広い範囲に数多くの種が分布し、交配種も多い。県内では切花用として多数生産されています。
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(北中城村大城で撮影)

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(北中城村大城で撮影)

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(北中城村大城で撮影)

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(北中城村大城で撮影)

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(北中城村大城で撮影)

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(北中城村大城で撮影)

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(北中城村大城で撮影)

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(北中城村大城で撮影)

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(北中城村大城で撮影)

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(北中城村大城で撮影)

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カトレア


ラン科カトレア属の着生蘭の総称。洋蘭を代表する美しい蘭で、花の女王とも称されています。
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(糸満市西崎で撮影)

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(糸満市西崎で撮影)




バンダ


【別名】ヒスイラン属
ラン科のバンダ属とその交配によってできた種の総称。中国南部・熱帯アジア・オーストラリアに約60種が分布し、そのほとんどが着生ランです。沖縄では直射日光のもとで栽培・開花可能です。花が大きく色彩が鮮やかな品種が多いため広く好まれています。バンダ属は葉が棒状になるタイプとV字型になるタイプ、その中間のタイプに分けられます。ラン科の花にはめずらしい青色系の花があります。
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(糸満市西崎で撮影)

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(北中城村大城で撮影)

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(北中城村大城で撮影)




オンシジューム


ラン科のオンシジューム属とその交配によってできた属・種の総称。主に南アメリカに分布しており約750種が記録されていますが、その中でも高温性の品種は沖縄でも容易に栽培できます。
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(北中城村大城で撮影)

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(糸満市西崎で撮影)




その他の写真


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様々な着生蘭が植栽され、通行人の目を楽しませてくれる北中城村大城の歩道。


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