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ナガミボチョウジ(長実ボチョウジ)

更新日 2012.12.27

(那覇市首里・末吉公園)

【方言名】シジク[奄]、アザカ[沖]、ツカサギ、ガラサヌファインタナ[宮]、ビタスケ[八]
トカラ列島以南の琉球諸島と台湾、フィリピンに分布するアカネ科の常緑低木。長さ10縲・5?の楕円形でツヤツヤの葉が向かい合って生えており(対生)、山林を歩いていると人の腰ぐらいの高さで見られます。夏に白い小さな花を咲かせ、秋になると枝の先に赤い実を多数つけます。この実がやや細長いため「長実ボチョウジ」と呼ばれています。「ボチョウジ」という植物も近縁種で、そちらの実はまんまるなのだそうです。
赤く熟した実は美味しそうです。実際食べてみると味がうすく、そんなに美味しい実ではありませんでした。
沖縄では「アザカ」の名前で知られ、昔から祭祀のときに使われるようです。

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(那覇市首里・末吉公園)

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